2011/07/19

味噌づくり

7月上旬、玉庭地区内のとあるお宅の味噌づくりを

見学させていただきました。

味噌は、お米、豆、麹菌、塩、が材料です。

これを3日間かけて仕込みます。

手間暇はかかりますがとてもおいしい味噌ができます。


一日目。ご飯を蒸します。

蒸しあがったご飯に麹菌をまぶします。

手でまぜまぜまぜまぜ…→米袋に入れて一晩寝かせます。

二日目。バットに均一にならべ、霧吹きで水をかけます。

かさねて毛布や布団をかぶせ、保温状態でまた一日寝かせます。

3日目。親指と小指でつぶれる固さに豆を茹でます。

ゆでた豆と、ご飯(麹になっています)、塩を混ぜて


数人がかりでまぜまぜまぜまぜ…ここはしっかりやります。


空気が入らないように、樽に敷き詰めます。
最後にビニールをかぶせ重しの代わりに塩を乗せます。


あとは、ひたすら待ちます。

少なくとも来年の土用の丑の日まで じっと我慢。


むかしから続いてきた味噌づくり。

玉庭は、比較的このような慣習が残っている地域だと思います。

しかし、近年では若い人たちが外に稼ぎに行き、だんだんと

その習わしが若い世代に伝わらなくなってきているようです。

スーパーなどで安価で購入できてしまうところも

大きな原因のひとつでしょう。

確かに「作ること」って、大変です。


しかし、今回味噌づくりを見学して

手作りの良さを感じました。

家族やご近所さんと、笑い話などをしながら

ゆったりと ていねいに作られていきます。

味見した味噌がおしいしかったのは

作り手の思いが調味料となっているからでしょう。


玉庭にいると、様々な場面でていねいに暮らすことを考えさせられます。

便利な世の中だからこそ、若い世代にも受け継いでいきたいです。





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