7月上旬、玉庭地区内のとあるお宅の味噌づくりを
見学させていただきました。
味噌は、お米、豆、麹菌、塩、が材料です。
これを3日間かけて仕込みます。
手間暇はかかりますがとてもおいしい味噌ができます。
一日目。ご飯を蒸します。 |
蒸しあがったご飯に麹菌をまぶします。 |
手でまぜまぜまぜまぜ…→米袋に入れて一晩寝かせます。 |
二日目。バットに均一にならべ、霧吹きで水をかけます。 |
かさねて毛布や布団をかぶせ、保温状態でまた一日寝かせます。 |
3日目。親指と小指でつぶれる固さに豆を茹でます。 |
ゆでた豆と、ご飯(麹になっています)、塩を混ぜて |
数人がかりでまぜまぜまぜまぜ…ここはしっかりやります。 |
空気が入らないように、樽に敷き詰めます。 最後にビニールをかぶせ重しの代わりに塩を乗せます。 |
あとは、ひたすら待ちます。
少なくとも来年の土用の丑の日まで じっと我慢。
むかしから続いてきた味噌づくり。
玉庭は、比較的このような慣習が残っている地域だと思います。
しかし、近年では若い人たちが外に稼ぎに行き、だんだんと
その習わしが若い世代に伝わらなくなってきているようです。
スーパーなどで安価で購入できてしまうところも
大きな原因のひとつでしょう。
確かに「作ること」って、大変です。
しかし、今回味噌づくりを見学して
手作りの良さを感じました。
家族やご近所さんと、笑い話などをしながら
ゆったりと ていねいに作られていきます。
味見した味噌がおしいしかったのは
作り手の思いが調味料となっているからでしょう。
玉庭にいると、様々な場面でていねいに暮らすことを考えさせられます。
便利な世の中だからこそ、若い世代にも受け継いでいきたいです。
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